政治ニュースdiary

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国葬を終えての与党の思惑。。。

 国葬を終えて一夜が明けました。

 国葬反対デモがわんさか行われ、ニュースでも相当話題に上がりましたし、焼身自殺を図る人まで現れて、世論が二分されたようなイベントでした。

 さて、国葬を終えて、与党、とりわけ岸田総理としては、いくつかの思惑が渦巻いています。

 一つ目は、支持率の下落要因が剥落したこと。

 国葬の実施が岸田政権の支持率を大幅に下落させ、世論調査によっては不支持率のほうが上回るほどでした。しかしながら、国葬を終え、世論からの反感がピークを過ぎるでしょうから、これ以上大きく支持率が減ることはない分、前を向いて政権運営ができるというものです。とりあえず、終えることができて、与党の人たちも支持率下落に歯止めがかかることに安堵しているでしょう。旧統一教会の問題も一旦は闇に葬ることができるとも思っているかもしれません。

 二つ目は、安倍元総理の外交力存続を強調できたこと。

 国葬に出席したハリス副大統領にも、安倍元総理が築き上げた外交関係を存続させていくことを強調していました。というのも、安倍元総理は、トランプ大統領とゴルフに行くなど、積極的に諸外国の首脳と関係を築いていました。菅前総理のときにバイデン政権に変わったことで、関係構築が難しい部分はありましたが、国同士の関係構築をこれからも一層強化していきたいという思いは伝えることができたようです。

 三つ目は、一般献花に大勢の方が来てくれたこと。

 国葬反対ばかりがクローズアップされがちですが、会場に近い九段坂公園に政府が設けた一般向けの献花台には朝から長い行列ができ、午前10時の開始を30分早めました。

 献花台には2万6千人の人が訪れ、別れを惜しみました。

 ネガティブな意見が多い一方で、こうして安倍総理への思いを届けに来てくれる国民がいたことは、いろんな意味で大きなことだったのではないでしょうか。

 

 ここで一区切りついた岸田総理。

 国葬以外で決断力のある政策実行ができるかが今後の焦点です。

国葬