野田元首相の国葬出席!
立憲民主党の上層部としてはかなり複雑ですね。
というのも、立憲民主党は野党なので、
基本的には与党である自民党の政策、というか、
やることなすことをことごとく否定していくことで、
と国民へアピールしたいはずです。
当然、「国葬実施は間違いだ!」と言うことで、
岸田総理の方針を否定していきたいのです。
ですので、立憲民主党は「国葬なんて反対だ!出席何てするものか!」と
言いたいところですが、なかなかそういうわけにはいかないんですよね。
というのも、「国葬にこんなにお金かけるなんて認められない!」と
言いたい一方で、「故人に弔意を示さないのはいかがなものか」といった
「政策批判と葬式の問題は別では?」という意見を持った国民が
いることも無視できないのです。
さあ、ここで難しいのが、「党としての団結」と「地元民の意見」を
立憲民主党の議員は天秤にかけないといけないことです。
国会議員は地元民の投票によって選挙で勝てているわけなので、
地元民の意見を政策に反映させることが第一です。
つまり、地元民から国葬に出席したほうがいいのではないか。と
言われれば、出席せざるを得ないという気持ちがあります。
一方で、党の重鎮が「国葬出るなよ」という圧力をかけてきます。
重鎮の意見を無視すると、党内での出世に響くのです。
こうした複雑な事情から、立憲民主党は党の上層部(執行役員)以外は
それぞれの議員で出欠を判断することになりました。
出席するにも欠席するにもどっちが正解とうのはないので、
野党議員は、どっちに決断したにしても、
なぜ出席するのか、なぜ欠席するのかをいろんな人に
説明して納得してもらう必要があるので、ほんとに大変ですね。