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安倍氏の追悼演説へ、野田佳彦元首相とは?

 野田元首相は、10月中に安倍元総理の追悼演説を行うことが明らかになりました。

 元総理が亡くなった際は、野党の党首や首相経験者が行うことが慣例で、野田元総理に白羽の矢が立ったわけだ。

 野田元首相は、国葬が決定してから立憲民主党で出席の是非についての議論がなかなか進まない中、いち早く出席を決めている。

 総理経験者だからこそ、野党としての立場を越えて、追悼の意を表した野田元首相は一体どんな人物なのか。

野田佳彦

 立憲民主党の数少ない総理経験者。党の最高顧問を務め、当選回数9回の御年65歳。民主党政権時代に、菅内閣の下、財務大臣を務め、その後総理大臣に就任。

 政治家としての歩みをみると、松下政経塾で政治を学び、千葉県議会議員として政治家をスタート。国政選挙への進出は当時の民主党ではなく、日本新党の結党に参加する形で出馬、党としてまさかのトップ当選を果たす。その後、新進党結党に参加しましたが落選したのち、民主党に移籍したことで、国政に復帰しました。

 その後、財務副大臣を経て、財務大臣となるわけですが、最近話題の為替介入を行っています。当時は今とは全く逆で、1ドル80円台の円高となっていたようで、輸出産業がひーひー言っていたころです。

 野田元首相は、総理としての実績よりも、自民党政権交代をさせてしまった人物としての印象が強すぎる人ばかりではないでしょうか。当時の野党自民党の党首である安倍元首相が、党首討論選挙制度改革に応じることで総選挙を行うことを詰め寄り、野田氏がこれに応じました。

 結果は民主党の大敗となり、せっかくの政権交代が早々に終わりを告げてしまいました。

 こうした日本のターニングポイントで安倍元総理と討論した野田氏。

 論戦の場では激しいライバルであったかもしれませんが、同じような立場で日本をよくしていこうとした同志として深い思い入れがあったのかもしれません。